子供の頃に使った遊戯王カードを紹介していくこのコーナー。
記念すべき第1回目のカードは、トンデモないダメージを放出するロマンカード「波動キャノン」

(1):魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードを墓地へ送って発動できる。
このカードの発動後に経過した自分スタンバイフェイズの数×1000ダメージを相手に与える
初登場は2002年7月発売の「ユニオンの降臨」パック。このパックの発売時は、自分は小学低学年だったので、本格的に触ったのは登場して2年後ぐらいです。このカードは、当時僕が住んでいたマンションの駐輪場に置いていた僕の自転車のカゴの中に捨てられており、そのカードを2年ぐらい使ってました。
目を疑うダメージ量
波動キャノンは、置いている時間が長ければ長いほど、相手に与えるダメージがデカくなるカードです。
8000ダメージまでは難しいけど、昔のゲームスピードだったら、2000〜3000ダメージぐらいは案外出せてたイメージです。(ただ、そんなチンケなダメージで止められるかよ!!このターンも保持だ!!って言ってだいたい次のターンに魔道戦士ブレイカーで破壊されるのがオチ)
そんな感じで、非常にロマンのあるカードなんですが、このカードのテキストに書かれている「1000」という数値は、小学生にとってはあまりにも刺激が強すぎました。この事が後述する「波動キャノンはヤバいカード」という評価に繋がります。
ちなみに、同じくテキストに「1000」と書かれているカードで当時の小学生に愛用されていたカードとして「ステルスバード」があるのですが、こっちは「いいカード」ぐらいの評価で止まってました。

(1):自分メインフェイズに発動できる。このカードを裏側守備表示にする(1ターンに1度のみ)。
(2):このカードが反転召喚に成功した場合に発動する。相手に1000ダメージを与える。
ロックデッキで使うのであれば、ステルスバードの方がとりあえず1ターン生き残れれば1000ダメージ与えられるし、さらにカオスの素材になる闇属性なので使いやすさとかを考慮すると、こっちの方が強いのですが、波動キャノンの方が「ヤバい!!」という評価が多かった気がします。
禁止カード扱い
波動キャノンの「毎ターンダメージを貯めておいて、8000ダメージを放出する事も可能」という性能は、当時の小学生の間では「信じられない」「そんな事は許されない」という認識をされており、このカードを使用すると「え?それ禁止だよ(真顔)」と言われてました。そういう事で、僕の地域ではキッズルールとして「波動キャノン禁止令」が発令されていました。
※キッズルール:子供が独自につけたルール。サイクロンでカードの発動を破壊して「無効に出来る」とか、地獄の扉越し銃は戦闘ダメージも跳ね返せるとか、本来のルールとは異なるルール。これはわざと考えているのでは無く、ルールを良くわかっていないから勘違いしているケースがほとんど。デュエルする友達の中に「ルールをよく知っている高学年のお兄さん」がいる子がいないと、本当のルールを知らずに永遠にキッズルールが蔓延る。
そして「禁止カードを使用したから反則負け」というルールで、その場で敗北したりと、今考えると結構ひどい仕打ちを受けていました。僕はただ波動キャノンを入れてただけなのに・・・
カードによって破壊しないとダメ
後々、「波動キャノンは禁止じゃない」という真実が広がり、じゃあ波動キャノンを使うぞ〜って思ったのも束の間、また独自のルールが動き始めます。
波動キャノンのバーン効果を発動する場合は、波動キャノン自身を墓地に送る必要があるのですが、この墓地送りが、「波動キャノンの効果で墓地へ送るのは出来ない」というキッズルールがありました。つまり、このカードの効果を発動するためには「サイクロン」とかで自分から破壊しないと発動出来ない・・・というわけ。
このルールについてはみんなの中でも意見が分かれており、「墓地へ送る」というテキストが果たして波動キャノンの効果で送っていいのかどうか不明だったのです。当時は、自身の効果で墓地へ送れるカードがほとんど無かったのも影響しているのでは無いかと思います。
そして色々口論の末、「波動キャノンはダメージ量がおかしく、もし自分の効果で墓地へ送れたらそれは強すぎるので別のカードの効果で破壊する必要がある」というキッズルール裁定をくらい、別のカードでわざわざ破壊しなければなりませんでした。
しかし、ここで妙な事が起こります。当時の「魔法・罠」を破壊できるカードは、サイクロン・砂塵の大竜巻ぐらいです。このカードはキッズルールによって「破壊したカードの効果すら無効にする」という、マジックジャマー涙目の効果が付属されています。つまり、サイクロン・砂塵の大竜巻でわざわざ破壊した波動キャノンは効果を失い、相手にダメージを1も与えられず、虚しく墓地へ送られるだけなのです。せ、せつね〜〜〜!
そんなキッズルールの中で、波動キャノンを破壊しても、キッズルールで「破壊=効果も無効」という酷い裁定をもらった波動キャノンはもはや何も相手にダメージを与えられず、まったく活躍の場がありませんでした。
使っているのは僕しかいなかった
そんな感じで、キッズ達の考えだけで勝手にナーフされた波動キャノンでしたが、実は当時の周りの決闘者(小学生仲間)でこのカードを使っていたのは僕だけでした。というか、このカードを所有していた人間が僕しかいなかったのです。ユニオンの降臨が古いパックであり、かつそんなに人気なパックでも無かったからかもしれません。
しかし、僕しか使っていなかったのに、ここまで論争を巻き起こした波動キャノンは何とも言えぬ魅力があります。いまだに当時の友達と遊戯王の話になった際に「今って波動キャノンって禁止なん?」と聞かれるぐらいです。
そんなわけで、僕の思い出のカードである「波動キャノン」についてでした。まだまだ思い出のカードはあるので順次紹介したいと思います。ではでは

